老後資金2千万円問題。老後資金を考える上で最も大切なこと

目的と目標を明確に

 世間を騒がせる「老後資金2千万円」問題。誰がどう言ったとか、本当は2千万円ではなくていくらだとか、そういう議論には意味がない。金融庁の思惑がどこにあるにせよ、老後資金の問題は私たち一人一人、またはそれぞれの家族の固有の問題だからである。


 老後資金を考える上で最も大切なことは、自分で目的(老後資金不足解消や子供への資金提供など)と目標(時期や額など)を明確にして進めていくこと、すなわち、何のために、いつまでに、いくらためる必要があるかということだ。


 明確な目的や目標もないままに、安易に購入した金融商品が増えた減ったと一喜一憂していては、資産を減らして後悔することになりかねない。


 一般的に、資産を増やすには (1)収入を増やす (2)支出を減らす (3)投資をする という三つがポイントとなる。


 例えば、年齢が現在45歳で、老後資金不安の解消のために(目的)、65歳までに2千万円をつくる(目標)と決めたとする。


 先ほどの三つのポイントから考え、(1)収入が大きく増える見込みはないので、(2)支出を減らすためにまず保険の見直しをして医療保険を定期に変え、月々の支払保険料を夫婦で1万5千円減、携帯電話料金見直しで1万円減、(2)の支出削減で生まれた月額2万5千円の余裕と、余剰資金(預金)200万円を(3)金融資産運用で増やす。


 日本の不動産、金融での運用の平均利回りが3.3%と言われているので、初めに200万円を入れた後、月々2万5千円を平均的な商品で20年間運用すると、20年後、65歳の時には約1234万円となる。残念ながらこれだと目標とする2千万円には766万円足りず、不安を残すことになる。


 そこで、目標を達成するために運用方法を見直してみる。約6.6%で運用できる投資に変えてみると、65歳になった時には目標の2千万円を達成でき、老後資金の不安解消をいう目的も達成できる。


 ポイントとなるのは、何も考えずに3.3%の商品を選ぶのではなく、かと言って欲をかいて20%の商品を選ぶのでもなく、自身の目的と目標に合わせて最適な6.6%の商品を選んだということだ。目的、目標が明確になっているからこそ、運用方法を踏まえた商品選びができる。


 老後をどう暮らすのか、次回は沖縄という立地特性も考えた上での老後の暮らし方やいろいろな老後資金不安の解消方法についてもお伝えしたい。


#亀島淳一

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