2代先を見据えた計画を!資産運用と相続の関係

2代先を見据えた計画

 資産運用と相続計画はハイブリッド型で計画していかなければならない。資産運用を計画する際に、築いた資産もいずれは承継=相続せねばならないわけで、その視点を欠いたまま目先の運用だけを考えていると、相続トラブルや資産損失につながってしまう。相続計画を考える際も、来るべき相続に向けてより確実に資産(価値)を保持し、運用し(高め)、十分な準備を行うことが、もめない相続、減らさない相続のために重要だ。


 少し前までは資産運用=土地活用という考え方が一般的で、それは比較的現実的な選択肢でもあった。しかし、時代は明らかに変わってきている。不動産価値を下げる大きな要因となり得る人口減少や少子高齢化といった変化の波が、沖縄県内でも顕著に現れ始めている。土地(不動産)活用だけで資産を増やすことには限界が来ていると言わざるを得ない。


 これからの時代、不動産運用から金融資産運用への資産の組み換えを早めに検討することも必要となってくる。 相続で子や孫へ引き継ぐ時に、価値の下がった不動産は子や孫を悩ませる”負動産”にもなりかねない。


 大切に守ってきた先祖代々の資産(不動産)も、価値が下がりはじめると守り続けるのは容易ではない。不動産収入からためておいた資金を再投資して価値を維持することなども考えられるが、人口減少や少子高齢化などのマイナス要因によって収益そのものが悪化すれば、資金の減少も避けられない。


 結果、相続で財産を引き継ぐ際に相続税が準備できず、本来なら手放したくない優良な資産を売却さぜるを得ないというような事態も起きかねない。相続税納税期間内(10ヵ月)に不動産を売却して現金を作るとなると、売れやすい優良な不動産から失うことになるからだ。


 相続で財産を減らし、財産が減ったことで子どもたちが分け方でもめ、親子3代で財産が無くなるという典型的な構図がイメージできる。


 残念ながら相続の専門家にも資産運用にも、将来を見据えた提案はあまり見られないことには警鐘を鳴らしておきたい。読者の皆さんは、少なくとも2代先まで見据えた時間軸を基に相続計画を考えてほしい。


 ハイブリッド型の資産運用と相続計画とはつまり、負動産を減らし、優良資産(収益性・流動性・将来性)を増やしながら相続計画を進めていくこで、その家族、親子三代が幸せになっていくということなのである。


#亀島淳一

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